Live ServerやPHP Server等のローカル環境でサーバー停止できなくなった時の対処法(killコマンド)

VS Codeでコーディングをしている人は、一度は使ったことのあるLive ServerやPHP Serverは非常に便利ですよね。でも色んなフォルダを開いてるうちに、サーバーを停止することを忘れ、裏側でサーバーが立ち上がったまま、他のサイトのローカル確認が出来なくなってしまった。なんて経験をされた方も少なくないはず。

もちろん、OSを再起動してしまえば解決するのですが、その都度再起動するのは煩わしいです。今回は2行のコマンドだけでプロセスを終了する方法をご紹介します。

結論から言うとkillコマンドを使いますので、ご存知の方はこれより先は読まなくて大丈夫かと。

必要なツール

  • ターミナル(Mac標準搭載)
  • コマンドプロンプト(Windows標準搭載)

テスト環境のポートを調べる

ローカル環境で開発する場合は、必ずURLの後ろにポートが指定されていると思います。ブラウザのURLの末尾に注目してください。

この場合はコロン以降の数字「5500」がポート番号になります。これは拡張機能の設定によって変わってくるので、ご自身の環境を確認してください。

Mac(ターミナル)の場合

sudo lsof -P -i:5500

このコマンドを打つと、そのポートが使用しているプロセスが表示されます。

COMMAND PID USER FD TYPE DEVICE SIZE/OFF NODE NAME
java 45815 admin 11u IPv6 0t0 TCP *:5500

2列目のPIDの数字を覚えておきます。この場合は「45815」です。

Windows(コマンドプロンプト)の場合

netstat -nao | find ":5500"

Windowsではこのように表示されます。

TCP 0.0.0.0:5500 0.0.0.0:0 LISTENING 29624
TCP 127.0.0.1:5500 127.0.0.1:61694 TIME_WAIT 0

2行表示されますが、最後の列が0になっていない行の数字(PID)を覚えておきます。この場合は「29624」です。

killコマンド(プロセスの強制終了)

先ほど覚えておいたPIDをkillするコマンドがこちらです。

Mac(ターミナル)の場合

sudo kill -9 45815

-9オプションは強制終了です。

Windows(コマンドプロンプト)の場合

taskkill /pid 29624 /F

/Fオプションは強制終了です。

これでブラウザからローカル環境が開けなくなったら成功です。またVS Codeから起動が可能になります。