本記事では、WordPressデータベースに直接アカウントを追加する方法について説明します。ただし、データベースへの直接操作は慎重に行う必要があり、バックアップをすることを強く推奨します。また、新しいユーザーが最初にログインした後、パスワードを変更することをお勧めします。
目次
手順
- ユーザーを追加: 以下のSQLクエリを実行して、新しいユーザーを追加します。
INSERT INTO wp_users (user_login, user_pass, user_nicename, user_email, user_registered, user_status, display_name)
VALUES ('your_username', MD5('your_password'), 'your_display_name', 'your_email@example.com', NOW(), 0, 'your_display_name');
your_username
、your_password
、your_display_name
、およびyour_email@example.com
を適切な値に置き換えてください。
- ユーザーIDを取得: 以下のSQLクエリを実行して、追加したユーザーのIDを取得します。
SELECT ID FROM wp_users WHERE user_login = 'your_username';
このクエリで取得されたIDをyour_user_id
として次のステップで使用します。
- 権限を追加: 以下のSQLクエリを実行して、新しいユーザーに権限を与えます。
INSERT INTO wp_usermeta (user_id, meta_key, meta_value)
VALUES (your_user_id, 'wp_capabilities', 'a:1:{s:13:"administrator";b:1;}');
INSERT INTO wp_usermeta (user_id, meta_key, meta_value)
VALUES (your_user_id, 'wp_user_level', '10');
ここでも、your_user_id
を先ほど取得したユーザーIDに置き換えてください。また、wp_capabilities
とwp_user_level
の接頭辞wp_
は、データベース接頭辞が異なる場合は、適切な値に変更してください。
これらのSQLクエリを実行した後、WordPress管理画面にログインして、新しいユーザーが正常に追加されていることを確認できます。
注意事項
データベースに直接変更を加えることは、慎重に行う必要があります。誤った操作が行われると、データベースやサイトに悪影響を与える可能性があります。また、セキュリティ上の理由から、パスワードはMD5ハッシュを使用するのではなく、WordPressのwp_hash_password()
関数を使用してハッシュ化することが推奨されます。ただし、この方法はデータベースを直接操作する場合には適用できません。そのため、パスワードのセキュリティを向上させるために、追加されたユーザーが最初にログインした後、パスワードを変更することを強くお勧めします。
まとめ
この記事では、WordPressデータベースに直接アカウントを追加する方法について説明しました。ただし、この方法はリスクが伴うため、慎重に行ってください。データベースへの直接操作を避けるために、可能であれば、WordPress管理画面やプラグインを使用してアカウントを作成することをお勧めします。
新しいユーザーが追加されたら、WordPress管理画面にログインして、ユーザーが正常に追加されていることを確認してください。また、セキュリティ上の理由から、新しいユーザーが最初にログインした後、パスワードを変更することをお勧めします。