仮想通貨ウォレットのタイプ別の特徴や使いやすさ、おすすめウェブウォレットを紹介

仮想通貨を購入したら取引所に預けておくだけでは万が一の場合、取り返しがつかなくなってしまうかもしれません。日本の取引所ではもし不正流出した場合、顧客の資産を保証しなくてはいけないと定められていますが、資金が返還されるまでどうすることもできず、もし海外取引所で同じことが起こった場合、保証されるとは限りません。普段から自分の仮想通貨ウォレットを用意しておきましょう。

ホットウォレットの特徴と種類

前回も触れていますがホットウォレットは常にインターネットに繋がっているウォレットのことです。したがってアプリやウェブサイトを使ったウォレットは全てホットウォレットです。

ネットに繋がっているので、パスワードや2段階認証があってもハッキングされるリスクはあります。ただ送受信が直ぐにできるメリットがあるので、手軽に利用することができます。

ホットウォレットを利用しながら、ハードウォレットを併用するといった形で、状況に応じて直ぐに取引できるように管理しておくのもいいでしょう。

ホットウォレットの種類としては以下があります。

  • ウェブウォレット
  • ソフトウェアウォレット
  • モバイルウォレット

おすすめのウェブウォレット

ホットウォレットのメリット・デメリットは前回の記事で紹介しているので、ここではそれらを踏まえておすすめのウェブウォレットを紹介します。

Blockchain.info

これはビットコイン専用のウォレットで、「BLOCKCHAIN」という企業が提供しています。Blockchain.infoはマイニングもしており、マイニングシェア率をサイト内で「https://www.blockchain.com/ja/pools」公開しています。140カ国2,210万以上のウォレットを有し、1日に16万トランザクション以上を処理しており、ビットコインウォレットにおいて影響力のある企業でもあります。

取り扱っている通貨はビットコインだけでなく、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ステラがあります。ウォレットから通貨の送受信、ポートフォリオ、チャート、取引履歴が確認できます。

スマホアプリにも対応しており、スマホにアプリをダウンロードしてから表示されるQRコードを読み取って、ウェブウォレットと連携させます。機種変更をした場合は12個のリカバリーフレーズを入れなくては復元できないので、バックアップを取っておき、ウォレットを作成した際は必ずフレーズをメモしておきましょう。

またスマホアプリでは「ビットコインマーチャントマップ」ではビットコイン決済をすることができる店舗がマップ上に表示される機能があり、国内外で活用することができます。

セキュリティに関しては3段階レベルがあります。

レベル1:メールアドレス認証、バップアップ・セキュリティフレーズ、パスワードヒント作成
レベル2:携帯電話番号とのリンク、2段階認証
レベル3:匿名ネットワークからのアクセスブロック

なおパスワードは最低でも16文字以上、できるだけ無作為の文字列を作成しましょう。

BitGo

BitGoはBitGoInc.が運営しており、リップル社、クラーケン、アップビットなど海外の大手取引所とも提携しており、日本の金融大手企業SBIホールディングスもそこに含まれています。社会的に信頼性の高いウェブウォレットと言えます。

取り扱っている仮想通貨は主要仮想通貨の10種類と、イーサリアムのブロックチェーンを使って開発されたトークン(ERC20)150種類以上に対応しています。

BitGoのセキュリティは、1つのアドレスに複数の秘密鍵を用意しているマルチシグネチャを採用しており、もし1つの秘密鍵が盗まれたとしても他の秘密鍵がなければ仮想通貨は盗まれないようにするセキュリティです。

厳重に仮想通貨は守られますが、秘密鍵が増えるので送金コストや管理コストが増えるデメリットがあります。それでもマルチシグネチャは取引所でも採用しているセキュリティなので、ハードウォレットには抵抗がある方にはおすすめです。

また BitGoはスマホやパソコンから BitGoのウォレットにアクセスし、仮想通貨の送金や管理ができるのでハードウォレットよりも高い利便性があります。

MyEtherWallet (マイイーサウォレット)

文字通りイーサリアムに特化した公式ウォレットです。イーサリアムだけでなくERC20のトークンにも対応しています。基本的にはパソコンからのアクセスになります。またこのウェブウォレットは、パソコンのデスクトップにダウンロードする形になるので、デスクトップウォレットの分類になります。

パソコンをオフラインにすればネットからは遮断して仮想通貨を管理することができます。したがってパソコンのウイルス感染などの対策は必ずしておきましょう。

大きなメリットとしてはイーサリアムのブロックチェーンによって開発されたERC20トークンは数多くあり、海外取引所で購入したトークンがERC20トークンだったなんてこともよくあります。マイイーサウォレットなら「カスタムトークン追加」の機能によって簡単にERC20トークンをそこへ送金することができ、管理ができます。

日本語対応しているので大変気軽に使うことができるので多くの日本人ユーザーも利用しています。ちなみにマイイーサウォレットはハードウォレットと連携させやすく、併用して利用したいユーザーにもおすすめです。

セキュリティに関しては、秘密鍵をウェブサイトのサーバー上で保管されているわけではなく、ユーザー自身の端末上で保管されるので、マイイーサウォレットがハッキングされるリスクは低いです。しかし一時期マイイーサウォレットがハッキングされたというニュースがありました。

マイイーサウォレットのハッキング事件とは

これはマイイーサウォレットがハッキングされたのではなく、GoogleDNSサーバーの脆弱性を突かれ、公式のマイイーサウォレットとそっくりなフィッシングサイトにユーザーが誘導され、そこで仮想通貨が盗まれてしまった事件です。したがってマイイーサウォレットを偽造した詐欺サイトが存在するので、アクセスする際は、マイイーサウォレットのSSL証明書がある事を確認してください。

まとめ

ウェブウォレットはインターネットと繋がっているのでハッキングリスクがあると思われている部分もありますが、それだけセキュリティは厳重に作られています。また有名なウェブウォレットは社会的信用度も高く、リスクが懸念されるホットウォレットばかりではありません。またハードウォレットと違い利便性も高いので、活用しているユーザーは大勢います。何よりハードウォレットと併用することがポイントになるので、初めてのウォレットを検討している人はウェブウォレットから検討してみるのもいいでしょう。