【表で解説】レンタルサーバーにより対応するSSL証明書の種類は違う?

初めてWEBサイトを立ち上げる際に、一番最初に考えるのはサーバーだと思います。

サイトの目的によっては、既存のブログサービスでも事足りるかもしれませんし、慣れてる方はroot権限のあるVPSやクラウドを利用するかと思います。

タイトルにある「レンタルサーバー」は、FTPなどで指定のディレクトリにアップロードしたり、root権限ではない限定された権限で更新するようなサーバーの事を指しています。

レンタルサーバーによっては、無料証明書のLet’s Encryptが対応していなかったり、指定された有料証明書でないとインストールできなかったり、ひどいとSSL証明書すらインストールに対応していない場合もあります。

借りてから気づいてしまっては、止むを得ず移転をしたりと余計なコストがかかってしまいます。
そうならないためにも、まずは借りようとしているサーバーのSSL対応状況を把握しておく必要があります。

SSL証明書の種類をおさらい

そもそも証明書の種類と言われても、何がどう違うのか知らない方も多いと思います。個人でサイトを運営されている方の大半は、サイトがhttpsで表示されれば、それ以上のこだわりが無い方がほとんどかと思いますので、無料のLet’s Encryptでしばらくは問題ないと思います。

あえて“しばらくは”と言ったのは、今後Googleが証明書のレベルによって評価を変えてくる可能性はゼロではないからです…(何があるかわからないですからね)

そこで、証明書の種類についておさらいしたいと思います。

DV証明書(ドメイン認証)OV証明書(企業認証)EV証明書(企業認証)
認証レベル低いそれなりに高い高い
費用無料~数万円数万円数万円~十数万円
申請可能な対象個人・法人法人のみ 法人のみ
所有者の実在性の確認なしありあり
フィッシングサイト対策なしありあり

大きく3つに分かれていて、認証レベルが高いほどその証明書の信頼性が高く、それに比例して値段も高くなります。個人でサイトを運営されている場合は、DV認証しかありませんので、今のところ個人が企業に信頼性では勝てない現実があります。
とはいえ、httpのまま放置しておくのはなんのメリットもないので、個人サイトでも必ずDV認証でhttps化されることが必須となります。ちなみにLet’s EncryptもDV認証です。

レンタルサーバー別SSL対応表

よくご依頼頂くレンタルサーバーについて調査しました。

Let’s EncryptDV証明書OV証明書EV証明書ワイルドカード証明書
エックスサーバー×
さくらのレンタルサーバ×
ロリポップ! ×
バリューサーバー×
ヘテムル×
お名前.com ×
ミックスホスト×××
コアサーバー
シックスコア ×
wpX Speed ××××
はてなブログ××××
WebARENA
レンタルサーバーFUTOKA×
カゴヤ・ジャパン×
ConoHa
 (※2020年1月時点の情報ですので、サービスが変更される可能性があります。) 

レンタルサーバーによってSSLの対応状況はまちまちです。

もちろん、レンタルサーバーはこの他にも無数にあるので、契約する前にSSLの対応状況を調査してから契約されることをおすすめします。

私のおすすめは「エックスサーバー 」です。
とにかく設定が楽でわかりやすいのが魅力。外部で取得したSSL証明書は持ち込みできないものの、CoreSSLだったら1,000円(年)から始められるので、有料証明書がいいけど安く済ませたいといったニーズにも向いてます。